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口臭の原因となる成分 |
口臭の原因となる成分には、主に次の三つのものがわかっています。 一つ目が、タマネギが腐ったようなにおいの「メチルメルカブタン」です。
二つ目が、卵が腐ったようなにおいの「硫化水素」、三つ目がキャベツの腐ったようなにおいの「ジメチルサルファイド」です。
これらのにおいには、いずれも揮発性硫化物である硫黄が含まれているのですが、これが強いにおいを放つ原因です。
口の中には凹凸のある複雑な形をした歯がある上、血液から分離した白血球や、新陳代謝ではがれ落ちた上皮細胞の残骸、炎症によって破壊された組織などが、いろいろ混在しています。
さらに、毎日、数えきれないほどの食べ物が口のなかを通過し、その一部は食べかすとなってとどまります。
また、口の中には常に何百億という数の細菌が存在していますが、食べかすは細菌の絶好の栄養源となります。
体温よりも約一度、温度が高い口の中は、細菌にとって住み心地がよく、みるみる繁殖していきます。
このような環境で、細菌はタンパク質や脂肪を分解し、その代謝産物として、先ほど述べた三種類の悪臭の成分が生み出されています。
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