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唾液の持つ抗菌・殺菌作用 |
日常生活の中で、唾液のことを意識することはないとありませんが、唾液は健康に重要な役割を果たしています。
唾液の第一の役割は、唾液内に含まれる酵素の働きにより、かみ砕かれた食べ物を口の中で拡散し混ぜ合わせて、消化を助けます。
第二の役割は、舌に味覚を感じやすくさせることです。 そして、第三の役割は、口の中の円滑剤の役割です。
傷つきやすい口の中の粘膜にうるおいを与えるほか、なめらかに話せるのも唾液のおかげです。
また、入れ歯の安定と維持にもひと役買っています。 そして、第四の役割が抗菌・殺菌作用です。
唾液に含まれる酵素は、細菌の壁を溶かして、菌を殺します。 口の中の糖や炭水化物は、分解や代謝を繰り返して、酸を発生させます。
酸は、歯のエナメル質をおかしますが、唾液は口の中を弱アルカリ性の状態にして、歯を細菌から守ってくれます。
また、唾液に含まれているカルシウムやリンは再石灰化作用があり、それにより、初期のむし歯を治してしまう力もあります。
このような働きを持つ唾液の中にも膨大な数の細菌がいます。 最近では、がん細胞の発生を抑える酵素が唾液に含まれていることもわかり、注目を集めています。
よく噛んで、食べ物と唾液が十二分に混ざり合えば、発がん性物質と唾液がふれあい、細胞のがん化も防ぐことができるのです。
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