|
.gif) |
臭いと匂い |
「におい」には「臭い」と「匂い」との二通りの書き方があります。
不快なにおいの場合には「臭い」と書かれており、心地良いにおいには「匂い」という文字が当てられます。
「くさい」を漢字で書くと「臭い」ですから、「くさいにおい」は「臭い臭い」となります。 人間は、生きている以上、多かれ少なかれ体からにおいを発しています。
汗や体臭に始まり、頭髪のにおいやおならなどのにおいがあります。 誰でも、不快なにおいを察知すると、嫌悪感を抱き、「くさい」と感じます。
こうした感受性は、実は本能的なものではなく、成長する過程で獲得された後天的な感覚だという説もあります。
人間が、体臭や尿などのにおいを「悪臭」と位置づけるようになったのは、文明が進んだことによる影響も大きいのです。
その昔、空気清浄機や換気扇がない時代には、今以上にさまざまなにおいが室内をめぐっていたと思われます。
また、建築素材にサッシが登場する以前は住宅の外から様々なにおいが入り込み、多種多様のにおいが交錯していました。
人間が、社会生活を営んでいる以上、やはり他人を不愉快にさせるような悪臭を放っているとすれば、改善して努力をしたいものです。
口臭もそのひとつであり、公衆衛生のひとつとして口臭衛生があるといえるでしょう!
|
|
.gif) |